「新選組!」
2004年10月2日1:24
古い電子辞書をもらった。古いとはいえ今使ってる紙の辞書よりは新しいし。なにしろ巻頭カラーページの地図がソ連。古い。それよりも携帯の変換機能がもっと賢くなってほしいかも。「流鏑馬」は変換できるのに「月代」「直垂」はできないなんて。「髻」はパソコンでもできない。ことえりはやはりバカなのか。
これが「竜馬がいく!」とかだったら冒頭の寺田屋で45分いきそうなものだがなにしろ今年は「新選組!」なので。ただでさえ近藤さんの出番が少ない日に寺田屋に時間割いてられないよ。ところでこんなときになんだけど新選組では切腹の設えの幔幕もだんだらなのが妙にツボにはまった。普通は白だろうよ。いやもうそれどころじゃないんだけどさ。形だけでいいってなら扇腹にしてやろうよ。なんでそこで刀もたせるかな。どっちにしても谷の介錯はダメなんだけどさ。斎藤がまた自分が断ったからこんなことになったんだとか悩んだりしないか心配だ。また隅っこで「オレのせいだ…」って丸まったりしないか。あれで色々気にするコだから。土方さんに「救ってやればいい。近藤さんができることを何故あんたができない」って言ってくれたのも土方さんが自分と同じ悪夢で魘されないように気を使ってくれてるのか。考え過ぎか。実際今回ばかりは土方さんもかなりダメージくらってるし。でもさぁこれって土方さんがあの本をかすめ取ろうとしたのかなんなのかいきなり所持金あらためたりしたから起こった事件だよなぁ。武田の仕業ってわかってるんだからそっちから攻めればよかったものをさ。それとひょっとして武田に「河合が喋った」ってカマかけた?もしかしたらそれで却って武田が本当のこという機会がなくなったんじゃないの?なんとなくだけどさ。何やってくれてるんだよ土方さん。近藤さんの留守中には本当に何をやってくれるかわからない。しかし不足分がきっちり50両ってのが凄いよ。河合の優秀さを思い知る。
今回の河合の回想式って「一筆啓上つね様」みたいな構造なんだよねぇ。趣きは随分異なるが。普通に12日を追う筋だったら河合がどんどん追い詰められて絶望を募らせるってことになっていたはずなんだけどあの浅葱の裃をきて西村殿に話を聞いてもらう形式になることによって覚悟を決めた河合の口伝というオブラートに包まれた構造になったのか。しかしオブラートは破れる。なにしろ薄いから。覚悟なんか決まってないじゃん!どうなのよあの闇演出!飛脚の鈴の幻聴は聞くわ夢は見るわ。こっちはどうなるか知ってるからその鈴や夢で一瞬希望をもってしまう河合を見るのが辛い。しかし妹はあの夢に騙されて一瞬安心してしまったらしい。君は事の顛末を知っているのに何故騙される!?武田が本を返品しようとしたときもな。あれで伊東派の件で譲れなくなってしまうのが武田の弱さというか。本当に弱いだけなんだよなぁ。これの何がキツいって武田もただ純粋にイヤな奴になってないとこなんだよ。近藤さんのフォローのこともあるけど本を手に入れて長身の河合(187cm)に抱き着いて大はしゃぎしたり嬉しそうに本を読み「新選組を強くする」って無邪気な顔で言っちゃったりするのもまた武田なんだよなぁ。河合がかばっちゃうのをなんとなく咎められない。武田イヤな奴だよなぁ!と言えればどんなに楽なことか。そんな武田に「許さねぇ」っていっちゃうのが新見さんを嵌めて切腹させたり芹沢さんを暗殺したりしてた土方さんで「私も同じようなものです」といえちゃうのが近藤さんなんだよなぁ。「隊士のことなら全部知っておきたい」という土方さんよりもより深いところで理解してくれてる近藤さん。皆が近藤さんに頼ってしまうのがなんとなくわかる。今回一番頼りたかったのは土方さんなんだけどさ。泣く程辛いのに情けをかけるわけにはいかない役割。思えばこの非情の掟を揺るぎないものにしていったのは山南さんなのだが。間接的に土方さんの逃げ場を潰していったのは山南さんなのではないか。それが総長の役割だったのか。ひどいよ山南さん…。でも山南さんだって河合の切腹なんか望んでなかったはずなのに。それだけ全員をヘコませておきながらサブタイトルは「ある隊士の切腹」そりゃまぁ河合なんて日本史の教科書に載るようなひとじゃないし実際のとこ武士の生まれでもないけどさ。こんな報道でいうならば「京都市在住の男性(29歳)」みたいな…。誰が死んでもかなりのレベルで悲しい大河だけど今回は悲しいだけじゃないぞコレは。キツい!一切の救いなし!むしろラストカットには追い討ちかけられてるし!しかもこれだけ皆が頼りたがってた近藤さんは志願して広島にまでいっておきながらこれといって役に立てるわけでもなし。長州的には相手にもしてないんじゃないか。なにしろ使いっぱしりの濱口を派遣されてるようでは。歴史的になにもどうにもできてないってことでは河合とかわらないじゃないか。しかも今回の件で近藤さん自身は命をかける覚悟だったってことが何よりも厳しい。新選組自体がもう時代の流れにおいていかれてるんだよなぁ。そしてそれを一段高いところから見ているのは伊東先生だけ。でもその伊東先生が見てるところだってほんの一段しか高くないんだよな。もっと思いっきり引いたところから全体の流れを見ることができていたら油小路で殺されることも回避できるんじゃないか。もしかしたらなんだけどあと5年で全てが片付くと考えてる沖田のほうが実は先見の明があるのではないか。ちゃんと物事を把握しているわけではなくて天性の勘か何かで。なにしろ沖田だから。
ところであの褌トリオはNHK的に脱いでくれなかったお龍さんの変わりに脱いだとかいう話になったよ。今回唯一の和みポイントは褌。
河合は「ひとの一生なんて不思議なもので…」の続きには何というつもりだったんだろう。わかったところでどうなるというものでもないのだが。
古い電子辞書をもらった。古いとはいえ今使ってる紙の辞書よりは新しいし。なにしろ巻頭カラーページの地図がソ連。古い。それよりも携帯の変換機能がもっと賢くなってほしいかも。「流鏑馬」は変換できるのに「月代」「直垂」はできないなんて。「髻」はパソコンでもできない。ことえりはやはりバカなのか。
これが「竜馬がいく!」とかだったら冒頭の寺田屋で45分いきそうなものだがなにしろ今年は「新選組!」なので。ただでさえ近藤さんの出番が少ない日に寺田屋に時間割いてられないよ。ところでこんなときになんだけど新選組では切腹の設えの幔幕もだんだらなのが妙にツボにはまった。普通は白だろうよ。いやもうそれどころじゃないんだけどさ。形だけでいいってなら扇腹にしてやろうよ。なんでそこで刀もたせるかな。どっちにしても谷の介錯はダメなんだけどさ。斎藤がまた自分が断ったからこんなことになったんだとか悩んだりしないか心配だ。また隅っこで「オレのせいだ…」って丸まったりしないか。あれで色々気にするコだから。土方さんに「救ってやればいい。近藤さんができることを何故あんたができない」って言ってくれたのも土方さんが自分と同じ悪夢で魘されないように気を使ってくれてるのか。考え過ぎか。実際今回ばかりは土方さんもかなりダメージくらってるし。でもさぁこれって土方さんがあの本をかすめ取ろうとしたのかなんなのかいきなり所持金あらためたりしたから起こった事件だよなぁ。武田の仕業ってわかってるんだからそっちから攻めればよかったものをさ。それとひょっとして武田に「河合が喋った」ってカマかけた?もしかしたらそれで却って武田が本当のこという機会がなくなったんじゃないの?なんとなくだけどさ。何やってくれてるんだよ土方さん。近藤さんの留守中には本当に何をやってくれるかわからない。しかし不足分がきっちり50両ってのが凄いよ。河合の優秀さを思い知る。
今回の河合の回想式って「一筆啓上つね様」みたいな構造なんだよねぇ。趣きは随分異なるが。普通に12日を追う筋だったら河合がどんどん追い詰められて絶望を募らせるってことになっていたはずなんだけどあの浅葱の裃をきて西村殿に話を聞いてもらう形式になることによって覚悟を決めた河合の口伝というオブラートに包まれた構造になったのか。しかしオブラートは破れる。なにしろ薄いから。覚悟なんか決まってないじゃん!どうなのよあの闇演出!飛脚の鈴の幻聴は聞くわ夢は見るわ。こっちはどうなるか知ってるからその鈴や夢で一瞬希望をもってしまう河合を見るのが辛い。しかし妹はあの夢に騙されて一瞬安心してしまったらしい。君は事の顛末を知っているのに何故騙される!?武田が本を返品しようとしたときもな。あれで伊東派の件で譲れなくなってしまうのが武田の弱さというか。本当に弱いだけなんだよなぁ。これの何がキツいって武田もただ純粋にイヤな奴になってないとこなんだよ。近藤さんのフォローのこともあるけど本を手に入れて長身の河合(187cm)に抱き着いて大はしゃぎしたり嬉しそうに本を読み「新選組を強くする」って無邪気な顔で言っちゃったりするのもまた武田なんだよなぁ。河合がかばっちゃうのをなんとなく咎められない。武田イヤな奴だよなぁ!と言えればどんなに楽なことか。そんな武田に「許さねぇ」っていっちゃうのが新見さんを嵌めて切腹させたり芹沢さんを暗殺したりしてた土方さんで「私も同じようなものです」といえちゃうのが近藤さんなんだよなぁ。「隊士のことなら全部知っておきたい」という土方さんよりもより深いところで理解してくれてる近藤さん。皆が近藤さんに頼ってしまうのがなんとなくわかる。今回一番頼りたかったのは土方さんなんだけどさ。泣く程辛いのに情けをかけるわけにはいかない役割。思えばこの非情の掟を揺るぎないものにしていったのは山南さんなのだが。間接的に土方さんの逃げ場を潰していったのは山南さんなのではないか。それが総長の役割だったのか。ひどいよ山南さん…。でも山南さんだって河合の切腹なんか望んでなかったはずなのに。それだけ全員をヘコませておきながらサブタイトルは「ある隊士の切腹」そりゃまぁ河合なんて日本史の教科書に載るようなひとじゃないし実際のとこ武士の生まれでもないけどさ。こんな報道でいうならば「京都市在住の男性(29歳)」みたいな…。誰が死んでもかなりのレベルで悲しい大河だけど今回は悲しいだけじゃないぞコレは。キツい!一切の救いなし!むしろラストカットには追い討ちかけられてるし!しかもこれだけ皆が頼りたがってた近藤さんは志願して広島にまでいっておきながらこれといって役に立てるわけでもなし。長州的には相手にもしてないんじゃないか。なにしろ使いっぱしりの濱口を派遣されてるようでは。歴史的になにもどうにもできてないってことでは河合とかわらないじゃないか。しかも今回の件で近藤さん自身は命をかける覚悟だったってことが何よりも厳しい。新選組自体がもう時代の流れにおいていかれてるんだよなぁ。そしてそれを一段高いところから見ているのは伊東先生だけ。でもその伊東先生が見てるところだってほんの一段しか高くないんだよな。もっと思いっきり引いたところから全体の流れを見ることができていたら油小路で殺されることも回避できるんじゃないか。もしかしたらなんだけどあと5年で全てが片付くと考えてる沖田のほうが実は先見の明があるのではないか。ちゃんと物事を把握しているわけではなくて天性の勘か何かで。なにしろ沖田だから。
ところであの褌トリオはNHK的に脱いでくれなかったお龍さんの変わりに脱いだとかいう話になったよ。今回唯一の和みポイントは褌。
河合は「ひとの一生なんて不思議なもので…」の続きには何というつもりだったんだろう。わかったところでどうなるというものでもないのだが。
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