「新選組!」

2004年12月12日
20:59
良順先生の舞台のお知らせがきた。斎藤のファンクラブのほうから。同じ事務所だったのか。なんでも入ってみておくものだな。

彦にぃさんの「勇が何したっていうんだよ!」この一言に尽きる「新選組!」あのひともまた本当のことをいっちゃうひとだよな。ただ情勢が変わっただけなんだよなぁ。「時代と戦った」とはよくいったものだよな。しかし…いざというときに幕府なんかアテにできないとわかってはいたが…それでも幕府(というか勝先生)を守ろうとするか近藤さん。ただなぁ!土佐っぽにこれだけはいわなきゃいけないだろう!坂本さん暗殺に噛んでるのは薩摩だ!それを黙ってるっていうか新選組の仕業にしちゃってる辺りがもう大久保さんめ…出てないけど。西郷さんだって知ってるはずなのに!知ってて近藤さんに全て背負わせるとは!でも西郷さんも「受け止めてもらう」っていう言い方してるんだよね。近藤さんならば全て受け入れることができる器だってわかってるんだよ。やっぱり実際接触があったひとは違うな。立場的にこんなことになっちゃってるけど近藤さんのことをわかっていてくれてるんじゃないか。それは勝先生も同じだ。確かに幕府のスケープゴートとして官軍の憂を全て背負って納得させる説得力があるのは近藤さんだけかも。それを自分でもわかってるしそれを自分の最後の役割だと理解しているし…なんで5年でそんなに大きくなっちゃったのよ近藤さん。勝先生はやっぱり近藤さんにそういう場所を教えてくれたんじゃないか。そして土方さんにも。あのひとはもう戦うしかやれることがないような事態になってるからな。それなら戦える場所を戦って死ねる場所を教えてあげるのが勝先生の役割だ。それはメリケンではろまんちのいうことかもしれないけど勝先生だってろまんちなんだよ。近藤さんのことを最後の武士だっていってくれた勝先生は近藤さんがどう生きたかをちゃんとわかってくれている。でもやっぱり助けられるものなら助かってほしかった…助けたい有馬さんの気持ちもわかるんだよ。生きるのだって大事なんだよ。武士とか局長としてではなくつねさんたまちゃんの家族としては生きなきゃいけなかったんだよな。それをわからない近藤さんじゃないはずだし。義ではなく情のところではわかってるはず。でもそれも一瞬だったよな…。板橋でつねさんの顔見たときは申し訳なさでいっぱいだったはず。でも情だけで済むひとじゃなくなっちゃったんだよ…つねさんならばわかってくれてるはず。わかってなかったのは捨助か。隊士を守るために投降した近藤さんのとこにはいっちゃうわもう一度逃がしてくれたのはわかってないわそれを諭されて理解したかと思いきやまた特攻。それを近藤さんは避けたかったんだよ!誰も死んでほしくなかったんだよ!何やってんだよ捨助は!それに今までだったら京都で局長の顔してなきゃいけなかったときだって捨助の前では油断しちゃうのか昔のかっちゃんの顔になってたのにさ。今回ばかりはそうもいかなかったじゃん。捨助の前でも嘘つかなきゃいけなかったなんて…何やってくれてるのよ捨助…。まぁとんでもないことやってくれたのは捨助だけじゃないけどな。やってくれたよ原田は!あぁいう一矢報いかたもあってもいいじゃないか。痛快。ざまみろ官軍。山南さんがいってた「原田さんの底抜けの明るさが必要になる」ってこういうことだったんじゃないの。最後の尾形にあんな表情させることができたんだし。島田は馴染めなかったかもしれないけど尾形も尾形であのひとなりに新選組のこと好きだったんだし。やっぱり誰がいなくなってもダメだったんだな。そして尾形が見届けなければならなかった新選組の行く末ってのは近藤さんの新選組の最期だったんだな。山南さんの遺した言葉は成就した。永倉さんだって離れてしまったけど近藤さんのことを想ってくれているし。それにしてもまさかここへきて大村が再登場するとは思わなかった。擦れたな大村。永倉さんたちだけじゃなくて皆がもうバラバラになってしまっているのがどうにも悲しい。それに沖田はもう本当にひとりぼっちだし。お孝さんがいてくれればあんな風に笑うこともできるのに…。黒猫が逃げないとかそんなことよりも好きな女の子ひとりも守れないことのほうがよっぽどもうダメってことだよな。今の沖田に助けられるのは小さな蟻の一匹ぐらいだ。賊を斬ることができても助けられなきゃ何にもならない。最後に沖田の刀身を汚したのは沖田の血だしさ。でも平五郎さんの刀を投げてくれるタイミングはなんかカッコよかった。さすが元沖田。沖田を頼みます。もう庭さえも見なくなった沖田を。隊士はもうきてあげられないから。斎藤は涼しくなる前にくるとはいってくれたけどきっともう無理だ。京へいっても近藤さんの首は見つけられないよ斎藤…。斎藤は近藤さんの虎鉄の話は聞いたのかなんなのかともかく知っていたんだろうな。あの虎鉄は斎藤にとっては近藤さんがいてくれるみたいなものなんだろうか。あのコを拾ってくれたのは近藤さんと旗だからな。
土方さんは…あのひとはもう本当は近藤さん助けにいきたくて仕方ないんだろうなぁ。でも近藤さんがそれを望んでないのをわかっちゃってるからなぁ。近藤さんが身をもって守ってくれた隊士のをこれからは土方さんが守らなきゃいけないんだしその土方さん自身だって近藤さんに守られた命なんだから易々と死ぬわけにはいかないよ。それはもう皆同じ想いなんだろうし。だから徳川と刀の時代が終わっても生きていけたんじゃないか。近藤さんはその時代と共に終わってしまったけど。でも安らかだったよな。穏やかな春の陽射しと同じになっている。私は神社仏閣が好きな割に宗教なんてものは信じてないし死んだらそこがお終いだと思っているけど近藤さんがここで終わって身体や思考から解き放たれたら本当に陽射しと同じになるんじゃないか。陽射しや川や風やそういうのに。置いてきた身体は土になる。それで全部自然と同じところに帰る。あとのことは生きているひとたちがやることだ。でも最後の走馬灯(だと思うんだけど違うかな)はあの京へ上る決意のところで事切れている。一番夢と希望で満ち溢れていたところで。近藤さんは京での5年に悔いがないんじゃないか。そしてその直前は土方さんに「何かでっかいことやろうぜ!」土方さんと出会えてよかったんだと思う。だから土方さんは泣かないで。

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