「チーム・バチスタの栄光」

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セブンイレブンで見かけてマガジンサンデーチロルに浮かれて「モーレツ！ア太郎」とか「つりキチ三平」とか見繕いながら買ってみたがどうも「プロゴルファー猿」の様相がおかしかった。たまたまそういうタイミングだっただけかもしれないけど主役のサルが見当たらず主に弟たちとかそんな地味パッケージばかりだ。「あしたのジョー」なんてあのラストシーンのが残っていたのに「猿」だけ何故？猿丸大人気？ラムちゃんより先に猿丸？

「チーム・バチスタの栄光」は事件を解明してくれそうなひとがいてくれてよかった。「ＳＣＡＮＤＡＬ」なんてメンバーの頭がよろしくないというだけで解決の気配が遠ざかっているというのに「イノセント・ラヴ」なんて主要メンバー全員病んデレだ。いわれて初めて気付いたがそういわれたら納得だ。解決の気配どころが事件の自覚があるのかどうかさえ疑わしいキャラもいるよ。しかもかなり中心の辺りに。頼りになるのは記者だけか。結構な大ピンチだが大丈夫か記者。あのひとが倒れたらもう解決の糸口さえわからないまま終わることになるんじゃないの。白鳥さんはやり方はめちゃめちゃかもしれないけどそれなりに進展はあるからな。病んデレがぐずぐずになっているより建設的だ。白鳥さんは「スマスマ」で広報もしてきてくれたし。そもそも「イノセント・ラヴ」をサスペンスにカテゴライズするほうが間違っているのかもしれないが死人が出ているからには失踪のみの「ＳＣＡＮＤＡＬ」より大事件だろう。事件度でいったらサスペンスだ。犯人なんかいなさそうな「ＳＣＡＮＤＡＬ」とは対極に誰が犯人でもおかしくない演出できている「チーム・バチスタの栄光」そしてそれらに比べてなんとなくわかりやすい「イノセント・ラヴ」バランスはいいのかもしれない。サスペンス加減がかぶってない匙加減だ。