「不毛地帯」

2009年11月5日 TV
22:52
私はどうも好きでも嫌いでもない曲を聞き過ぎると飽和量を超えるのかあるとき突然聞けないぐらい嫌いになる傾向があるので強烈なヒット曲がないという昨今の現象は実は平穏にすごしやすいのかもしれない。一時期は本当にルクプルとキロロが…。今は妹が聞き過ぎてこっちまで洩れ聞こえてきたイエローモンキーがダメなだけで今年のオリコンチャートではその現象は起きてない。ただ邦楽に限らずこの現象が出るタイプのひとは自分以外にもいる気がするのよ。そのタイプのひとはそろそろ芸人がイヤになってきている頃なんじゃないだろうか。今回のお笑いブームの特徴としてどんなジャンルの番組にも芸人がねじ込まれる傾向がある。ネタ番組やコント番組は本業だしそれ以外のバラエティもまぁいいとしてドラマや歌番組にも凄い高確率で芸人がいる。飽和量タイプのひとは芸人が嫌いになってきている頃じゃないか。

「沈まぬ太陽」が日航だかどっかに怒られたそうな「不毛地帯」小説に怒るもの若干大人げないとは思うが山崎豊子もやり過ぎたんだろうな。どれもこれも原作を読んでないのでドラマのみの印象だが「不毛地帯」も「華麗なる一族」も事が大事に表現される傾向があるように感じられる。なんていうか見てる側の感情だか感覚だかに揺さぶりをかけるというかびっくりさせるようなやりかたをしてくる。注意を惹かせるのが上手いということなのか。つかみを最初だけじゃなくこまめに出してくるようなものか。ドラマ版で見ているから演出の問題かとも思ったが「白い巨塔」やらなんやらも同じような印象を受けたからには山崎豊子の特性なんだろう。なんだろう。大暴れじゃないけどテンション高い。これが小津安二郎かそこらみたいな落ち着いた演出されちゃったら単純にエピソードだけでこのボルテージが出せるどうかわからない。事件やらエピソードの性質が性質だけにどんよりしちゃいそうだな。どんよりしないためのこのテンションなんだろうか。しかしそういう惹きとか引っ掛かりの強いドラマって体力あるときじゃないとエネルギー持っていかれちゃいそうなんだよな。疲れているときなんかは山崎豊子よりも小津安二郎だ。エネルギッシュということなのか山崎豊子。エネルギッシュにやりすぎたらそりゃ日航も怒るかもな。
昔の新聞ってゴジゴジした感じの明朝体だったな。いつの間にかそうでもなくなっていた。

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